【解決事例】バイク対車のセンターラインの無い場所での事故。肩鎖関節脱臼,肋骨骨折,鎖骨脱臼等となり,後遺症は12級5号であった。相手方は,過失割合40:60,逸失利益,交通費,慰謝料を争い損害額を約700万である旨主張していたものの,訴訟により,過失割合5:95,損害額約1300万円が認められた事例。
交渉・手続き状況 | 損害額 | 過失割合 | ポイント | |
---|---|---|---|---|
サポート前 | 交通費,逸失利益,慰謝料等の主張に大きな隔たりがあり,解決困難。 | 約700万円 | 40:60 | 争点もあり,金額の差異もあったため,解決困難 |
サポート後 | 弁護士が訴訟を提起し,紛争を終局的に解決。 | 約1300万円 | 5:95 | 弁護士介入により訴訟を提起。過失や損害額について争いがあったため,警察関係資料や法的・物理的主張を用いて紛争解決 |
事案の概要
依頼者は,50代の会社員(男性)。センターラインの無い場所の事故。肩鎖関節脱臼,肋骨骨折,鎖骨脱臼等となり,後遺症は12級5号でした。相手方は,交差点付近の事故であることなどを理由に過失割合40:60と主張し,また,逸失利益,交通費,慰謝料を争い損害額を約700万である旨主張してきました。
弁護士のサポート
金額にも大きな開きがあったため,訴訟を提起しました。過失や損害額について争いがあったため,警察関係資料や物理的な知識を用いて法的・物理的主張を行ったところ,裁判所から,過失割合5:95,損害額約1300万円の和解案が示され,同内容で訴訟上にて和解が成立しました。
弁護士からのコメント
本件は,見解・金額に大きな隔たりがありました。また,典型的な事故態様における事故とは異なったこと,多額の交通費が必要であったこと,被害者の特別の努力により減収を抑えていたことなどの特殊性があったため,訴訟においてその特殊性を上手く主張・立証することが求められた事案でした。